JJ Brights の茶山です。私はマレーシア・ジョホールで、2人の子どもをインターナショナルスクールに通わせています。息子はマルボロカレッジ(Marlborough College Malaysia)、娘はインビクタス・インターナショナルスクールのホライゾン・ヒルズ校(Invictus International School Horizon Hills)です。
息子がマルボロに入って時間割を見たとき、「宗教」という授業があって、びっくりしました。日本の公立の小学校では、宗教の授業は聞いたことがありません。
しかも、同じジョホールのインター校でも学校によって違います。娘は Year 4 からインビクタスに通っていて今は Year 7 ですが、本人に聞くと、これまで宗教の授業は一度も受けたことがないそうです。
そこで今日は、マルボロの Year 4(息子は、日本でいえば小学2年生の学年です)で、宗教の授業が1年間どう進むのかを、保護者として見た範囲でまとめます。
マルボロの時間割には Religious Studies(宗教学)という教科があります。といっても、息子の時間割では週に1回だけです。学校の公式サイトでは、宗教はマレーシアの暮らしの中心にあるので、ひとつの宗教を教えるのではなく、いろいろな宗教を広く学ぶ方針だと説明されています。
公式サイトに書かれている流れを、ざっくり日本語にするとこうなります。
ねらいは、いろいろな背景をもつ生徒どうしが、お互いを尊重し理解することだそうです。

学校から保護者向けに出ている年間計画を見ると、Year 4 の宗教は学期ごとにテーマが変わります。
| 時期 | テーマ |
|---|---|
| 8月〜10月(1学期の前半) | 仏教 |
| 10月〜12月(1学期の後半) | キリスト教 |
| 1月〜2月(2学期の前半) | 信仰をもって生きた人たち |
| 2月〜3月(2学期の後半) | 食べものと断食 |

マレーシアでは、ラマダン(イスラム教の断食月)の時期になると、学校の友だちやお店の様子が少し変わります。「食べものと断食」を学ぶ時期は、子どもが毎日の暮らしで見ていることと授業がつながりやすいと思います。
息子が今まさに習っている仏教の授業の資料を見せてもらいました。教科書のように説明を読むだけではなく、手や体を動かす活動が多いのが印象的でした。たとえば、こんな流れです。
日本人の私から見ると、五戒も蓮の花もお寺も、どこかで聞いたことがあるものばかりです。それを英語で、いろいろな宗教や背景をもつ友だちと一緒に、「自分ならどう考えるか」まで話し合うのは、日本の学校ではなかなかできない体験だと思いました。ウェサックはマレーシアの祝日(2026年は5月31日)でもあるので、カレンダーの休みの日と授業がつながるのも、この国ならではだと思います。
ちなみに、息子に感想を聞いてみたら、返ってきたのは「難しい」の一言だけでした。英語で、しかも「苦しみ」や「生まれ変わり」のような目に見えないことを考えるのですから、日本でいえば小学2年生の子どもには難しくて当然だと思います。
だからこそ、家でもう少し質問して、話を広げてあげられたらいいなと思っています。たとえば、こんな聞き方です。
「何を習ったの?」と大きく聞くより、具体的な場面から聞くほうが、子どもは答えやすいようです。日本語で話し直すことで、英語で聞いた内容が整理される効果もあると感じています。

日本では、宗教は家庭の中のこととして、学校ではあまり話題にしません。マルボロの授業は、どれかの宗教を信じるように教えるものではなく、「隣の席の友だちは、何を大切にしていて、どんな日に何をするのか」を知るための授業だと、私は受け取っています。
もちろん、感じ方はご家庭によって違うと思います。気になる方は、見学のときに学校へ直接聞いてみるのがいちばん確実です。
マルボロカレッジ・マレーシアの学費・入試・寮などは、こちらのページにまとめています。
→ マルボロカレッジ・マレーシア 学校ガイド(学費・入試・寮)
(2026年10月時点の情報です。授業の内容は年度によって変わることがあります。)
マレーシアのインターナショナルスクール比較、学費の目安、移住の流れまで——教育移住の全体像は、まとめページにあります。
授業の内容、宿題、学校生活——パンフレットには載っていない「中のこと」も、気になることがあればどうぞ気軽に聞いてください。同じ道を歩いている一人の親として、率直にお話しします。
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