高速輸送システム(RTS)の今後の計画について。
5月21日の記事ですが、よくRTSについてのご質問がございますので今回、掲載させていただきます。 マレーシアとシンガポールは、9月30日まで高速輸送システム(RTS)リンクプロジェクトの一時停止に関する契約(SA)に署名しました。シンガポール運輸大臣が正式に一時停止をする協定にサインしました。当初の合意では、片道料金はRM15に設定されており、仕事のために毎日シンガポールまで出稼ぎに行くマレーシア人にとって負担が大きいと述べました。このプロジェクトは今年1月に開始され、2024年12月までに完了する予定でした。両国間の毎日の通勤の混雑に対処することを目的とした、RTSプロジェクトは、ジョホールバルのブキットチャガーとシンガポールのウッドランズを結ぶ4 kmをカバーする鉄道であり、1時間あたり1万人の乗客の行き来を可能にします。また、インフラのコストを削減できれば通行料を下げることが出来乗客と一般の人々に利益をもたらすことが出来るとしています。 毎日30万人がコーズウェイを渡り、25万人のマレーシア人がシンガポールで働いている為、シンガポールとジョホールバルの混雑回避は急務であり、「セキュリティーとパスポートチェックの効率を高めるための新しいテクノロジーの使用なども検討する。」と両国政府は、述べています。 9月30日以降の両政府の動きに注目が集まっています。マレーシアとシンガポールを結ぶコーズウェイなどのインフラが整備され、物件価格の値上がりに期待したいところです。
「出典」
「NEW STRAITS TIMES」「Malaysis, Singapore suspend RTS Link project until Sept 30」