JJ Brights の茶山です。私はマレーシア・ジョホールバルで、2人の子どもをインターナショナルスクールに通わせています。息子はマルボロカレッジ(Marlborough College Malaysia)、娘はインビクタス・インターナショナルスクールのホライゾン・ヒルズ校(Invictus International School Horizon Hills)です。
前回のコラムでは、英語が苦手なままマルボロに入った息子の EAL(英語のサポート授業)について書きました。今日は、その続きとして娘の話です。同じ「英語」でも、娘はまったく別のことで迷っています。
娘は、まずは日本語をしっかりさせたいという父親の教育方針のもと、小学3年生まではジョホール日本人小学校で教育を受け、4年生からインビクタス・インターナショナルスクールのホライゾン・ヒルズ校に入りました。
日本人小学校にも英語のクラスがあり、娘はいちばん上のクラスにいました。だから、少しは読み書きもできるだろうと思っていたのです。ところが3年生の4月になって、ひょんなことから、「This is a pen」すら書けないことが、分かりました。英語の塾に通わせたり、家で勉強させたりしてこなかった私の怠慢のせいです。マレーシアに住んでいたので、聞く・話すはある程度できていて、そのおかげでいちばん上のクラスにいたのだと思います。
「これはまずい」と思い、3年生の4月から、放課後に私が少しずつ英語を教え始めました。もともと聞く力はあったので、3年生を終えるころには、英検3級を取れるようになりました。ただ、私が教えたせいで、発音は日本人らしい英語になってしまいました。
その発音も、インターに通い始めて1〜2年で、とてもきれいになりました。マレーシアでは「マングリッシュ」と呼ばれる訛りの強い英語を話す人も多く、そういう話し方の子どもも多いのですが、娘は幸い、いい先生に恵まれました。
インビクタスの入学試験を受けたとき、娘は生年月日からすると Year 5 に入る時期でした。結果はちょうど境目で、学校からは「1学年下げて Year 4 に入っても、そのまま Year 5 でも、どちらでもいい」と言われ、わが家は Year 4 に入ることを選びました。
ただ、「EAL(英語のサポート授業)には入ったほうがいい」と言われ、最初は EAL に入りました。それでも半年ほどで「もう抜けていい」と言われ、ふつうの英語の授業を受けるようになりました。
ただ、EAL を抜けられるレベルは、学校によって大きく違うと感じます。ほかの保護者の方から聞いた話も合わせると、マルボロカレッジやラッフルズアメリカンスクールでは、もっと高い英語の力を求められる印象です。
入学から1年後には、Year 5 を飛ばして Year 6 に進みました。元の学年に戻したいきさつは、note に書いています。
インビクタスでは、Year 6 のときにテストを受け、その結果で、Year 7 からの英語がファーストランゲージになるか、セカンドランゲージになるか、さらにその下のクラスになるかが決まります。
娘は、英語を第二言語として学ぶ「セカンドランゲージ(ESL:English as a Second Language)」のクラスに入りました。いま Year 8 です。

ここが、なかなか迷うところです。
英語を第一言語とする子向けの「ファーストランゲージ」のクラスに行くと、娘はおそらく、あまりいい成績は取れません。一方、セカンドランゲージのクラスにいれば、トップの成績を取れます。
家庭教師の先生からは、「ファーストランゲージで悪い成績を取るより、セカンドランゲージで A を保つほうが、戦略的にはおすすめ」と言われました。それで、今は、ファーストランゲージへ変更を希望するテストは受けずに、セカンドランゲージのままで進めています。
ところが、周りに聞いてみると、意見が分かれました。

気になったので、IGCSE を作っているケンブリッジ・インターナショナルの資料を調べてみました(2026年10月時点)。
大学のほうはどうか。イギリスの多くの大学は、IGCSE のセカンドランゲージも英語力の証明として認めていて、必要な成績は大学ごとに違います。ただ、難関大学を目指すなら、IGCSE の英語とは別に、IELTS などで英語力を示す準備も必要になりそうです。

わが家は今のところ、家庭教師の先生のすすめどおり、セカンドランゲージで A を保つ方針です。成績は、その先の進学にも響きます。苦手な土俵で無理をして成績を落とすより、取れるところで確実に取る、という考え方には納得しています。
ただ、どちらが正解かは、子どもの英語の力、得意なこと、目指す大学や国によって変わると思います。「みんながこうしているから」ではなく、わが子の進路から逆算して決めるしかないのだと感じています。
インビクタス・インターナショナルスクールの学費・入学テスト・英語サポートは、こちらのページにまとめています。
前回のコラム(息子の EAL)もあわせてどうぞ。
(2026年10月時点の情報です。英語のクラス分けや試験の内容、大学の条件は、学校・年度・大学によって変わります。最新の情報は各学校・大学の公式サイトでご確認ください。)
マレーシアのインターナショナルスクール比較、学費の目安、移住の流れまで——教育移住の全体像は、まとめページにあります。
ファーストランゲージかセカンドランゲージか、IGCSE や大学のこと——気になることがあれば、どうぞ気軽に聞いてください。同じ道を歩いている一人の親として、率直にお話しします。
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