JJ BRIGHTS COLUMN ─ 学校の中のこと

マレーシア・ジョホールバルのインターナショナルスクール
IGCSE の英語はファーストランゲージか、セカンドランゲージ(ESL)か
IGCSE を前に迷う、娘の選択

2026年10月28日公開|JJ Brights 代表・茶山恵子

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JJ Brights の茶山です。私はマレーシア・ジョホールバルで、2人の子どもをインターナショナルスクールに通わせています。息子はマルボロカレッジ(Marlborough College Malaysia)、娘はインビクタス・インターナショナルスクールのホライゾン・ヒルズ校(Invictus International School Horizon Hills)です。

前回のコラムでは、英語が苦手なままマルボロに入った息子の EAL(英語のサポート授業)について書きました。今日は、その続きとして娘の話です。同じ「英語」でも、娘はまったく別のことで迷っています。

娘の英語は、日本人小学校から始まった

娘は、まずは日本語をしっかりさせたいという父親の教育方針のもと、小学3年生まではジョホール日本人小学校で教育を受け、4年生からインビクタス・インターナショナルスクールのホライゾン・ヒルズ校に入りました。

日本人小学校にも英語のクラスがあり、娘はいちばん上のクラスにいました。だから、少しは読み書きもできるだろうと思っていたのです。ところが3年生の4月になって、ひょんなことから、「This is a pen」すら書けないことが、分かりました。英語の塾に通わせたり、家で勉強させたりしてこなかった私の怠慢のせいです。マレーシアに住んでいたので、聞く・話すはある程度できていて、そのおかげでいちばん上のクラスにいたのだと思います。

「これはまずい」と思い、3年生の4月から、放課後に私が少しずつ英語を教え始めました。もともと聞く力はあったので、3年生を終えるころには、英検3級を取れるようになりました。ただ、私が教えたせいで、発音は日本人らしい英語になってしまいました。

その発音も、インターに通い始めて1〜2年で、とてもきれいになりました。マレーシアでは「マングリッシュ」と呼ばれる訛りの強い英語を話す人も多く、そういう話し方の子どもも多いのですが、娘は幸い、いい先生に恵まれました。

学年を1つ下げて入学し、EAL は半年で抜けた

インビクタスの入学試験を受けたとき、娘は生年月日からすると Year 5 に入る時期でした。結果はちょうど境目で、学校からは「1学年下げて Year 4 に入っても、そのまま Year 5 でも、どちらでもいい」と言われ、わが家は Year 4 に入ることを選びました。

ただ、「EAL(英語のサポート授業)には入ったほうがいい」と言われ、最初は EAL に入りました。それでも半年ほどで「もう抜けていい」と言われ、ふつうの英語の授業を受けるようになりました。

ただ、EAL を抜けられるレベルは、学校によって大きく違うと感じます。ほかの保護者の方から聞いた話も合わせると、マルボロカレッジやラッフルズアメリカンスクールでは、もっと高い英語の力を求められる印象です。

入学から1年後には、Year 5 を飛ばして Year 6 に進みました。元の学年に戻したいきさつは、note に書いています。

→ マレーシアのインター校、見学に行く前に知っておきたい7つのこと【前編:入学までの準備】

Year 7 から、英語のクラスが分かれる

インビクタスでは、Year 6 のときにテストを受け、その結果で、Year 7 からの英語がファーストランゲージになるか、セカンドランゲージになるか、さらにその下のクラスになるかが決まります。

娘は、英語を第二言語として学ぶ「セカンドランゲージ(ESL:English as a Second Language)」のクラスに入りました。いま Year 8 です。

マレーシア・ジョホールバルのインターナショナルスクールに通う娘の英語の歩み(日本人小学校での英検3級、学年を下げての入学と EAL、Year 5 を飛ばして Year 6、Year 7 からセカンドランゲージ)

ファーストランゲージか、セカンドランゲージか

ここが、なかなか迷うところです。

英語を第一言語とする子向けの「ファーストランゲージ」のクラスに行くと、娘はおそらく、あまりいい成績は取れません。一方、セカンドランゲージのクラスにいれば、トップの成績を取れます。

家庭教師の先生からは、「ファーストランゲージで悪い成績を取るより、セカンドランゲージで A を保つほうが、戦略的にはおすすめ」と言われました。それで、今は、ファーストランゲージへ変更を希望するテストは受けずに、セカンドランゲージのままで進めています。

周りの意見は、分かれている

ところが、周りに聞いてみると、意見が分かれました。

マレーシア・ジョホールバルのインターナショナルスクールで選ぶ IGCSE の英語、ファーストランゲージとセカンドランゲージ(ESL)の違いと、まわりの意見

IGCSE の英語、ファーストランゲージとセカンドランゲージの違い

気になったので、IGCSE を作っているケンブリッジ・インターナショナルの資料を調べてみました(2026年10月時点)。

大学のほうはどうか。イギリスの多くの大学は、IGCSE のセカンドランゲージも英語力の証明として認めていて、必要な成績は大学ごとに違います。ただ、難関大学を目指すなら、IGCSE の英語とは別に、IELTS などで英語力を示す準備も必要になりそうです。

マレーシア・ジョホールバルのインターナショナルスクールから大学へ英語の力を示す方法(IGCSE の英語の成績と、IELTS などの英語の試験)

保護者として感じていること

わが家は今のところ、家庭教師の先生のすすめどおり、セカンドランゲージで A を保つ方針です。成績は、その先の進学にも響きます。苦手な土俵で無理をして成績を落とすより、取れるところで確実に取る、という考え方には納得しています。

ただ、どちらが正解かは、子どもの英語の力、得意なこと、目指す大学や国によって変わると思います。「みんながこうしているから」ではなく、わが子の進路から逆算して決めるしかないのだと感じています。

インビクタス・インターナショナルスクールの学費・入学テスト・英語サポートは、こちらのページにまとめています。

→ インビクタス・インターナショナルスクール

前回のコラム(息子の EAL)もあわせてどうぞ。

→ マルボロカレッジの EAL(英語のサポート授業)

(2026年10月時点の情報です。英語のクラス分けや試験の内容、大学の条件は、学校・年度・大学によって変わります。最新の情報は各学校・大学の公式サイトでご確認ください。)

茶
茶山恵子(ちゃやま けいこ)|JJ Brights 代表
2011年からマレーシア・ジョホールバル在住。娘は Invictus International School Horizon Hills、息子は Marlborough College Malaysia に通う現役保護者。東北大学法学部卒、カリフォルニア大学へ交換留学。Marlborough College Malaysia 公式エージェント。
公開:2026年10月28日|IGCSE の試験の内容は Cambridge International の資料、大学の英語の条件は各大学の公式サイト(2026年10月確認)によります。年度によって変わることがあります。
マレーシア教育移住・学校選びの全体像

英語のクラス選びも、学校選びの一部。

マレーシアのインターナショナルスクール比較、学費の目安、移住の流れまで——教育移住の全体像は、まとめページにあります。

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