JJ Brights の茶山です。私はマレーシア・ジョホールバルで、2人の子どもをインターナショナルスクールに通わせています。息子はマレーシア・ジョホールバル近郊のインターナショナルスクール、マルボロカレッジ(Marlborough College Malaysia)、娘はインビクタス・インターナショナルスクールのホライゾン・ヒルズ校(Invictus International School Horizon Hills)です。
わが家では、家の中は基本スマホとゲーム禁止にしています。それでも、送り迎えの都合で娘には携帯を持たせていますし、学校の授業でも iPad やパソコンを使います。ところが、取り上げずにいたら、こっそり YouTube をダラダラ見ていたことが分かりました。いまの、わが家のいちばんの悩みです。
そんなときに、仕事でマルボロのボーディング(寮)について詳しく調べる機会があり、ボーディングでは毎日の流れと、スマホやタブレットを使える時間がはっきり決まっていることを知りました。
今日は、学校の公式サイトのボーディングの案内をもとに、マルボロの男子のボーディングの1日の流れと、親として「いいな」と思ったところをまとめます。寮によって細かいところは違うので、1つの例としてお読みください。

学校の公式サイトにある男子のボーディングの案内によると、寮生の平日はだいたいこんな流れです。

公式サイトにも書かれているとおり、細かい時間は寮によって違います。シニアの寮では、就寝の時間が夜9時すぎになるところもあります。
授業の合間に寮へ戻る時間はないので、その日に使う教科書や文房具は、朝のうちに全部持って出ます。
週末は、平日とは流れが変わります。
週末も、点呼は何回もあります。
いちばん「いいな」と思ったのは、週末の午後です。公式サイトの時間割では、土曜も日曜も午後2時から5時までが、学校の外へのお出かけか、校内での活動の時間になっています。寮生向けの活動とお出かけは、合わせて200以上あるそうです。
活動の例として、懸垂下降(アブセイリング)、アーチェリー、クライミング、マウンテンバイク、乗馬、セーリング、オリエンテーリング、農作業などが挙がっています。1つの活動を5週間ほど続けてから、次の活動に移る仕組みです。

マレーシアに住んでいると、自然の中や外での活動は、本当にやりにくいと感じます。暑さもあるし、どこで何ができるのかを親が調べて、予約して、車で連れて行くのはとても大変です。それを寮が毎週のように用意してくれるのは、本当にありがたいし、正直うらやましいなと思います。
ボーディングでは、スマホやパソコンなどの機器を、年齢に応じて決められた時間に預け、使ってよい時間に受け取ります。年齢が低いほど、決まりは厳しくなります。小さいうちに、よい使い方の習慣を身につけるためだそうです。また、VPN と Discord(ゲームなどでよく使われるチャットのサービス)は、寮生も含めて全生徒が使えません。
SNS でのトラブル、ゲームへののめり込み、ネットいじめ、睡眠不足。親が心配することを、学校もはっきり前提にして仕組みを作っています。
娘がアメリカのサマースクールに行ったときも、携帯などを使えるのは1日1時間だけで、それ以外の時間は預けることになっていました。結果として、いいデジタルデトックスになりました。家では親が言ってもなかなか守れない決まりも、寮では生活の一部として当たり前に回っている。ここは、寮生活のとてもいいところだと思います。
もう1つ、魅力的だと思ったのが勉強のサポートです。
寮生には一人ひとり担当のチューター(先生)がつき、週に1回、寮に来て勉強の進み具合を見てくれます。毎日の夜の勉強の時間にも先生が寮を回っていて、質問ができます。学校の先生に、家庭教師のような役割もお願いできるということです。

わが家では最近、学校の補講のような形で、家庭教師をお願いし始めました。でも、毎回の日程を調整するのはなかなか大変です。それに、学校のテストの対策をしてもらうなら、その授業をしている学校の先生ほどの適任者はいません。それが寮の中でできるのは、とても大きいと感じています。
寮には寮長の先生(Housemaster)のほかに、こんな人たちがいて、寮生の暮らしを支えています。
部屋は、年下の学年は相部屋、シックスフォームになると個室です。
毎日の流れが決まっていて、デバイスの時間も、勉強を見てもらう時間も、生活の中に組み込まれている。家庭で同じことをしようとすると、親が毎日がんばって管理しなければなりません。ボーディングスクールの寮は「親が手放す場所」ではなく、家庭だけでは整えにくい生活のリズムを、学校と一緒に作る場所なのだと感じました。
もちろん、ボーディングが合うかどうかは、お子さんの性格や年齢によって違います。気になる方は、見学のときに寮の中も見せてもらうのがおすすめです。
マルボロカレッジ・マレーシアの寮の種類、何歳から入れるか、閉寮日、費用などは、こちらのページにまとめています。
ほかのコラムもあります。
(2026年10月時点の情報です。時間割は学校の公式サイト「Boys’ Boarding」のページによります。寮や年度によって変わることがあります。)
マレーシアのインターナショナルスクール比較、学費の目安、移住の流れまで——教育移住の全体像は、まとめページにあります。
寮の暮らし、ガーディアン(現地後見人)、週末の過ごし方——パンフレットには載っていない「中のこと」も、気になることがあればどうぞ気軽に聞いてください。同じ道を歩いている一人の親として、率直にお話しします。
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