JJ BRIGHTS COLUMN ─ 学校の中のこと

マレーシア・ジョホールバル近郊のインターナショナルスクール
マルボロカレッジのジュニアデューク
Year 4 は料理・応急手当など14の生活スキルに挑戦

2026年10月18日公開|JJ Brights 代表・茶山恵子

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JJ Brights の茶山です。私はマレーシア・ジョホールで、2人の子どもをインターナショナルスクールに通わせています。息子はマルボロカレッジ(Marlborough College Malaysia)、娘はインビクタス・インターナショナルスクールのホライゾン・ヒルズ校(Invictus International School Horizon Hills)です。

いま息子が張り切っているのが、「ジュニアデューク(Junior Duke)」という取り組みです。最初の課題に選んだのはスープ作り。勉強以外のことを、友だちと競い合いながら自分から進んでやろうとしている姿を見て、いいなと思いました。今日は、このジュニアデュークについてまとめます。

ジュニアデューク(Junior Duke Award)とは

ジュニアデューク(Junior Duke Award)は、子どもが生活に必要なスキルを身につけるための賞です。公式サイトによると、スコットランド・グラスゴーの小学校の先生が2006年に自分の学校で始めたもので、いまは50か国以上で行われているそうです。対象は3〜4歳から13歳まで。年齢ごとにレベルが分かれていて、レベルを1つ終えるごとに認定証とバッジがもらえます。

「イギリスでは一般的なの?」と気になって調べてみると、イギリスの小学校のサイトにジュニアデュークのページがいくつも見つかりました。ただ、国の決まった授業ではなく、参加するかどうかは学校ごとに決めるもののようです。

マレーシア・ジョホールバル近郊のインターナショナルスクール、マルボロカレッジのジュニアデュークの進め方(家でやる→写真とふりかえり→自分で先生に見せる→サイン→認定証)

マルボロの Year 4 は「シルバー」

マルボロでは、Year 3 でブロンズ、Year 4 でシルバーに取り組みます。息子は Year 3 の途中から入ったので、残念ながらブロンズには参加できませんでした。今年のシルバーが初めてのジュニアデュークです。

マレーシア・ジョホールバル近郊のインターナショナルスクール、マルボロカレッジ Year 4 のジュニアデューク(シルバー)の冊子の表紙
シルバーの冊子(ジャーナル)。名前などは隠しています

シルバーには14のチャレンジがあり、そのうち10個を終えると合格です。それぞれのチャレンジでやることを、冊子の説明をもとにまとめました。

マレーシア・ジョホールバル近郊のインターナショナルスクール、マルボロカレッジ Year 4 のジュニアデューク(シルバー)の14のチャレンジ一覧(色つきは、わが家が注目している料理・応急手当・劇)

どのチャレンジも、写真を撮って冊子に貼り、ふりかえりを英語の文章で書きます。多くのチャレンジには、親がコメントを書く欄もあります。

「教わって終わり」ではなく「まずやってみる」

私がいちばんいいなと思ったのは、進め方です。

チャレンジは、家や学校で実際にやってみて、写真を撮り、ふりかえりを冊子に書きます。そして、子どもが自分で担当の先生のところへ行き、やったことを見せてサインをもらいます。先生は一人ひとりの課題にきちんと関わってくれます。

たとえば応急手当では、けがをした人を楽な姿勢に寝かせる方法や、三角巾の巻き方、のどに物が詰まった人の助け方を、学校の保健の先生の前で実際にやって見せます。

日本で救命の講習というと、私のイメージでは、説明を聞いて「はい、終わり」になりがちです。ジュニアデュークは、まず自分で調べて、やってみて、それを先生に見てもらう。だからこそ、ちゃんと身につくのだと思います。いろいろな経験を、筋道を立てて積み重ねていける仕組みだと感じました。

ほかにも、Year 1 の小さい子たちのクラスで絵本を読み聞かせる課題があり、これも面白そうです。

親の出番は多い

一方で、正直に言うと、親の負担は結構あります。

「では、それはどこで教わるの?」と思って冊子を読むと、学校で教わるスキルもあるものの、取り組みは基本的に家で、家族の助けを受けながらやるものだと書かれていました。公式サイトにも、家族みんなで楽しむものだと書かれています。

スープ作りも、小学2年生の年齢の子が1人で作れるわけではないので、親が一緒に台所に立つことになります。これから取り組む家庭は、週末の時間を少し空けておくといいと思います。

保護者として感じていること

勉強のテストでは見えない「生活の力」を、学校と家庭が一緒に育てていく。ジュニアデュークは、そんな仕組みだと私は受け取っています。親の手間はかかりますが、そのぶん子どもと一緒に過ごす時間にもなります。

息子のスープがどんな味になるのか、いまから楽しみです。

マルボロカレッジ・マレーシアの学費・入試・寮などは、こちらのページにまとめています。

→ マルボロカレッジ・マレーシア 学校ガイド

宗教の授業についてのコラムもあります。

→ マルボロカレッジの宗教の授業

(2026年10月時点の情報です。チャレンジの内容は年度や学校によって変わることがあります。)

茶
茶山恵子(ちゃやま けいこ)|JJ Brights 代表
2011年からマレーシア・ジョホールバル在住。娘は Invictus International School Horizon Hills、息子は Marlborough College Malaysia に通う現役保護者。東北大学法学部卒、カリフォルニア大学へ交換留学。Marlborough College Malaysia 公式エージェント。
公開:2026年10月18日|チャレンジの内容は2026-27年度の情報です。学年・年度によって変わることがあります。
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