JJ Brights の茶山です。私はマレーシア・ジョホールで、2人の子どもをインターナショナルスクールに通わせています。息子はマルボロカレッジ(Marlborough College Malaysia)、娘はインビクタス・インターナショナルスクールのホライゾン・ヒルズ校(Invictus International School Horizon Hills)です。
いま息子が張り切っているのが、「ジュニアデューク(Junior Duke)」という取り組みです。最初の課題に選んだのはスープ作り。勉強以外のことを、友だちと競い合いながら自分から進んでやろうとしている姿を見て、いいなと思いました。今日は、このジュニアデュークについてまとめます。
ジュニアデューク(Junior Duke Award)は、子どもが生活に必要なスキルを身につけるための賞です。公式サイトによると、スコットランド・グラスゴーの小学校の先生が2006年に自分の学校で始めたもので、いまは50か国以上で行われているそうです。対象は3〜4歳から13歳まで。年齢ごとにレベルが分かれていて、レベルを1つ終えるごとに認定証とバッジがもらえます。
「イギリスでは一般的なの?」と気になって調べてみると、イギリスの小学校のサイトにジュニアデュークのページがいくつも見つかりました。ただ、国の決まった授業ではなく、参加するかどうかは学校ごとに決めるもののようです。

マルボロでは、Year 3 でブロンズ、Year 4 でシルバーに取り組みます。息子は Year 3 の途中から入ったので、残念ながらブロンズには参加できませんでした。今年のシルバーが初めてのジュニアデュークです。

シルバーには14のチャレンジがあり、そのうち10個を終えると合格です。それぞれのチャレンジでやることを、冊子の説明をもとにまとめました。

どのチャレンジも、写真を撮って冊子に貼り、ふりかえりを英語の文章で書きます。多くのチャレンジには、親がコメントを書く欄もあります。
私がいちばんいいなと思ったのは、進め方です。
チャレンジは、家や学校で実際にやってみて、写真を撮り、ふりかえりを冊子に書きます。そして、子どもが自分で担当の先生のところへ行き、やったことを見せてサインをもらいます。先生は一人ひとりの課題にきちんと関わってくれます。
たとえば応急手当では、けがをした人を楽な姿勢に寝かせる方法や、三角巾の巻き方、のどに物が詰まった人の助け方を、学校の保健の先生の前で実際にやって見せます。
日本で救命の講習というと、私のイメージでは、説明を聞いて「はい、終わり」になりがちです。ジュニアデュークは、まず自分で調べて、やってみて、それを先生に見てもらう。だからこそ、ちゃんと身につくのだと思います。いろいろな経験を、筋道を立てて積み重ねていける仕組みだと感じました。
ほかにも、Year 1 の小さい子たちのクラスで絵本を読み聞かせる課題があり、これも面白そうです。
一方で、正直に言うと、親の負担は結構あります。
「では、それはどこで教わるの?」と思って冊子を読むと、学校で教わるスキルもあるものの、取り組みは基本的に家で、家族の助けを受けながらやるものだと書かれていました。公式サイトにも、家族みんなで楽しむものだと書かれています。
スープ作りも、小学2年生の年齢の子が1人で作れるわけではないので、親が一緒に台所に立つことになります。これから取り組む家庭は、週末の時間を少し空けておくといいと思います。
勉強のテストでは見えない「生活の力」を、学校と家庭が一緒に育てていく。ジュニアデュークは、そんな仕組みだと私は受け取っています。親の手間はかかりますが、そのぶん子どもと一緒に過ごす時間にもなります。
息子のスープがどんな味になるのか、いまから楽しみです。
マルボロカレッジ・マレーシアの学費・入試・寮などは、こちらのページにまとめています。
宗教の授業についてのコラムもあります。
(2026年10月時点の情報です。チャレンジの内容は年度や学校によって変わることがあります。)
マレーシアのインターナショナルスクール比較、学費の目安、移住の流れまで——教育移住の全体像は、まとめページにあります。
授業や行事、家庭での取り組み——パンフレットには載っていない「中のこと」も、気になることがあればどうぞ気軽に聞いてください。同じ道を歩いている一人の親として、率直にお話しします。
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